道端アンジェリカが公表した乾癬(かんせん)とはどんな病気?



乾癬の原因

「乾癬」では、通常の健康な皮膚と比較すると表皮の細胞が10倍以上の速度で生まれ変わります。その状態というのは生産過剰な状態です。過剰に生産されてしまうと、表皮の細胞は厚く積み上がってしまうのです。

 

日本国内での患者数は10万人以上といわれており、つまり1000人に1人はいるのです。男女比を見ると2対1で男性が多く、年齢層は乳幼児から高齢者まで幅広くなっています。ただし、男性では30代、女性では10代、50代での発症が多くなっているとされています。

 

「かんせん」と読むので誤解されやすいかもしれませんが、他の人に感染はしません。さて、乾癬の原因ということですが、いろいろな研究が進んでいますが、残念ながら解明には至っていません。

 

考えられているのは、乾癬になりやすい体質、それに加えて感染症、精神的ストレス、薬剤などいろいろな要因が加わることで発症するということです。また、乾癬になると、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満などにも影響するとされています。

 

発疹に触れても感染はしませんから、温泉やプールに人と一緒に入ってもいいのかと心配することはありません。遺伝する場合もあるとされていますが、そこまで過度に心配する必要はありません。なりやすい体質だからといって必ず発症するものでもありません。

 

親が乾癬の場合、子どもが発症する確率は5%程度といわれています。乾癬になってしまったら症状の改善を目指しましょう。